【免許停止と免許取消】処分を受ける点数は?期間はどれくらい?

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違反ごとに何点加算されるかをチェック

 

違反ごとに何点加算されるかをチェックに関して詳しく説明している画像

 

1.免許停止となる点数と免許停止の期間

 

交通違反を繰り返していると免許停止や免許取消になることはわかっていても、

 

『何点から免許停止になるの?』
『免許停止となる期間はどのくらい?』
『一発免停になるのはどんな違反?』

 

など、わかりにくいことが多いですよね?

 

そこで、ここでは免許停止となる点数や期間などを詳しくまとめてみました。また、重大な違反をしてしまうと免許停止よりも処分の重い『免許取消』になってしまうので、『どのような違反で免許取消になるのか?』といったことも見ていきましょう。

 

免許停止や免許取消となる点数や期間を見ていきましょう!

 

 

 

1-1.免許停止となる違反点数は?

 

 

違反点数の累計が6点以上になると免許停止となります。

 

免許停止とは交通違反や交通事故によって違反点数の合計が6点以上になったときに運転ができなくなる処分のことです。そして、違反点数は過去3年間で計算され、処分の期間は30日〜180日ですが以下のような例外もあります。

 

【 無事故・無違反を1年間続けた場合 】

 

違反点数は最後に違反した日から過去3年にわたって累積されますが、その3年間に無事故・無違反の期間が1年以上あれば違反点数は0点にリセットされます。

 

【 無事故・無違反の期間が2年以上あった場合 】

 

過去2年間で無事故・無違反だった人は違反点数が3点以内(軽微な違反)であれば、1年を待たず3ヶ月で違反点数が0点にリセットされます。

 

もちろん、違反した日から1年以内に再び違反を違反を繰り返してしまうと、3ヶ月たっても過去2年間で無事故・無違反ではなくなっているので、違反点数がどんどん累計されていきます。

 

また、過去3年にわたって免許停止の処分を受けたことがあると『前歴』がつき、前歴があると免許停止となりやすくなるので注意しましょう。

 

前歴

違反点数
(免停期間)

なし

6点〜8点
(30日)

9点〜11点
(60日)

12点〜14点
(90日)

15点以上
(免許取消)

1回

4点〜5点
(60日)

6点〜7点
(90日)

8点〜9点
(120日)

10点以上
(免許取消)

2回

2点
(90日)

3点
(120日)

4点
(150日)

5点以上
(免許取消)

3回

2点
(120日)

3点
(150日)

4点以上
(免許取消)

4回

2点
(150日)

3点
(180日)

4点以上
(免許取消)

 

 

なお、前歴は最後に違反した日から過去3年にわたってカウントされ、免許停止または免許取消の処分が終わった日から1年以上で無事故・無違反だと前歴がリセットされて0になります。

 

免許停止の点数や期間は前歴によっても変わるので注意してください!

 

 

 

1-2.基礎点数と付加点数

 

 

交通違反点数制度は基礎点数と付加点数から計算されます。

 

交通違反点数制度は、

 

スピード違反や信号無視などの違反点数・・・基礎点数
事故の負傷者の程度などによる違反点数・・・付加点数

 

これら2つを組み合わせて計算され、交通違反に加えて事故も起こしてしまうと『基礎点数+付加点数』が違反点数として加算されてしまいます。

 

 

【 基礎点数 】

 

主な違反の基礎点数

無免許運転

25点

無保険運行

6点

駐車違反

2点

信号無視

2点

一時不停止

2点

合図不履行

1点

 

 

【 飲酒運転の場合 】

 

飲酒運転は『酒気帯び運転』と『酒酔い運転』の2種類にわかれ、酒気帯び運転では呼気に含まれるアルコールの量によって違反点数(基礎点数)が違います。

 

0.15〜0.25未満・・・13点
0.25以上・・・25点

 

そして、酒酔い運転とは意識がはっきりしていなかったり、意識があっても意思の疎通が取れずに運転に重大な支障をきたしている状態のことです。また、違反点数は35点となり『特定違反行為』に当たるので免許取消となり、最大10年間も免許が取れなくなります。

 

(参考)
【飲酒運転は懲役刑に免許取消】酒酔い・酒気帯び運転の違いや違反点数は?

 

【 付加点数 】

 

事故を起こした場合の付加点数では自らが事故の原因である場合とそれ以外(例:双方に原因がある事故)では点数が違ってきます。

 

付加点数

死亡事故(過失)

自己:20点
それ以外:13点

3ヶ月以上の怪我

自己:13点
それ以外9点

後遺障害が残る怪我

自己:13点
それ以外9点

30日以上3ヶ月未満の怪我

自己:9点
それ以外:6点

15日以上30日未満の怪我

自己:6点
それ以外:4点

15日未満の怪我

自己:3点
それ以外:2点

建造物の損壊

自己:3点
それ以外:2点

物損事故(あて逃げ)

5点

 

※ 怪我の程度は医師の診断書による(実際にかかった治療期間ではない)
※ 怪我人が複数の場合は程度が一番重いものによる
※ 物損事故の場合は措置義務違反となる

 

 

 

 

1-3.違反点数のシュミレーション

 

 

これまで説明してきた項目をもとに違反点数を計算してみます。

 

【 @ 合図不履行+信号無視 】

 

合図不履行・・・1点(基礎点数)
信号無視・・・2点(基礎点数)

 

合計3点・・・この場合過去2年間で無事故無違反であれば、違反後3ヶ月間で再び違反を繰り返したり、事故を起こさなければ違反点数はリセットされます。

 

【 A 無保険運行+駐車違反 】

 

無保険運行・・・6点(基礎点数)
駐車違反・・・2点(基礎点数)

 

合計7点・・・無保険運行は基礎点数が3点を超えてしまっているので、2年間無事故、無違反であっても違反後1年たたないと累計はリセットされません。

 

【 B 一時不停止+15日未満の怪我をさせた事故(自己の責任) 】

 

一時不停止・・・2点(基礎点数)
15日未満の怪我(自己の責任)・・・3点(付加点数)

 

合計5点・・・ただし、この場合に一時不停止が事故の主な原因と考えられ安全運転義務違反でさらに2点(基礎点数)が加算されると予想されます。

 

 

 

2.免許停止の期間や免停講習

 

2-1.免許停止の処分はいつから?

 

 

処分がはじまるのは警察署に出頭した日からです。

 

免許停止の処分は違反点数の累計が免許停止の基準に達した日ではありません。累積点数が免許停止の基準に達すると免許センターから『運転免許行政処分出頭通知書』が郵送されます。

 

そして、その通知書に書かれている日付によって免許停止の期間が始まります。

 

また、どうしても出頭できない用事がある場合には通知書に書かれたところに電話をすると出頭日を変更してもらうことができます。さらに、出頭した場合には免許停止の期間を短縮できる『免許停止処分者講習(いわゆる免停講習)』を受けることができます。

 

免停講習を受ければ免許停止の期間が短縮される場合があります!

 

 

 

2-2.停止処分者講習(免停講習)

 

 

免停講習を受講すれば成績に応じて免停期間が短縮されます。

 

違反を繰り返して免許停止となった場合でも停止処分者講習(免停講習)を受講すれば免停期間を短縮することができます。ただし、講習の最後にはテストがあり、テストの成績によって短縮期間が違ってきます。

 

また、免停期間によっても短縮される日数が違い、これをテストの成績と合わせてまとめると、

 


(正答率85%以上)


(正答率70%以上)


(正答率50%以上)

免停30日

29日

25日

20日

免停60日

30日

27日

24日

免停90日

45日

40日

35日

免停120日

60日

50日

40日

免停150日

70日

60日

50日

免停180日

80日

70日

60日

 

※ 免停30日・・・短期講習(1日6時間、受講料12,600円)
※ 免停60日・・・中期講習(2日間合計10時間、受講料21,000円)
※ それ以外・・・長期講習(2日間合計12時間、受講料25,200円)
※ 成績が不可となった場合には免停期間は短縮されません

 

 

 

3.免許取消となる違反点数と欠格期間

 

3-1.免許取消とは?

 

 

免許取消になってしまうと再び運転免許を取らないといけません。

 

違反をしたときや違反を繰り替えしたときの累計点数が14点までは免許停止でしたが、15点以上になると免許取消になり、新たに免許を取りに行く必要があります。

 

ですが、免許取消になると『欠格期間』があり、すぐに免許を取ることができません。

 

この『欠格期間』は過去に免許停止や免許取消を受けた回数『前歴』によっても長さが違ってきます。そして、免許停止と同様に無事故、無違反の期間が1年以上あると前歴は0になります。

 

欠格期間が終わるまで免許を再取得できないので注意しましょう!

 

 

 

3-2.一般違反行為による免許取消処分

 

 

一般違反行為とはスピード違反や信号無視などです。

 

免許取消となる点数は『一般違反行為』か、この後説明する『特定違反行為』かによっても違います。また、前歴があると免許取消になりやすく、欠格期間も長くなります。

 

一般違反行為(一部)

スピード違反

駐停車違反

シートベルト

免許不携帯

一時不停止

酒気帯び運転

信号無視

携帯電話

 

 

【 一般違法行為の欠格期間 】

 

欠格期間

前歴なし

前歴1回

前歴2回

前歴3回以上

1年

15点〜24点

10点〜19点

5点〜14点

4点〜9点

2年

25点〜34点

20点〜29点

15点〜24点

10点〜19点

3年

35点〜39点

30点〜34点

25点〜29点

20点〜24点

4年

40点〜44点

35点〜39点

30点〜34点

25点〜29点

5年

45点以上

40点以上

35点以上

30点以上

 

また、一般違反行為によって交通事故を起こした場合には『付加点数』といって20点(違反者が主な原因となる死亡事故)〜2点(違反者以外が主な原因となる傷害事故)が加算されるので注意してください。

 

前歴なしでも死亡事故だと免許取消なので運転には注意しましょう!

 

 

 

3-3.特定違反行為による免許取消処分

 

 

特定違反行為とは酒酔い運転などやひき逃げと言った違反行為です。

 

特定違反行為は一般違反行為よりも危険かつ悪質な違反のことで、

 

・酒酔い運転(酒気帯び以上に酩酊状態)
・ひき逃げ(救護義務違反)
・運転殺人(故意による)
・重大な信号無視
・薬物の影響下での運転

 

などに適用され、一般違反行為と比較して欠格期間が長くなっています。

 

【 特定違反行為の欠格期間 】

 

欠格期間

前歴なし

前歴1回

前歴2回

前歴3回以上

3年

35点〜39点

4年

40点〜44点

35点〜39点

5年

45点〜49点

40点〜44点

35点〜39点

6年

50点〜54点

45点〜49点

40点〜44点

35点〜39点

7年

55点〜59点

50点〜54点

45点〜49点

40点〜44点

8年

60点〜64点

55点〜59点

50点〜54点

45点〜49点

9年

65点〜69点

60点〜64点

55点〜59点

50点〜54点

10年

70点以上

65点以上

60点以上

55点以上

 

 

そして、特定違反行為によって人を死亡させたり怪我をさせたりすると、『危険運転致死傷罪』となります。さらに、この危険運転致死傷罪では罰金刑がなく懲役刑のみとなります。

 

危険運転致死傷罪で有罪判決が出ると確実に懲役刑とります!

 

 

(参考)
【飲酒運転は懲役刑に免許取消】酒酔い・酒気帯び運転の違いや違反点数は?
【交通事故を起こしたら?】罰金はいつ払う?前科はつくの?

 

 

 

3-4.持病などによって免許取消となる場合がある

 

 

交通違反を犯していなくても免許取消になることがあります。

 

免許取消処分は交通違反や交通事故、危険運転をしたときにだけ適用されるわけではなく、

 

・てんかんなどの持病
・認知症
・失明や手足の機能障害

 

このような場合にも適用される場合があります。

 

なお、てんかんについては必ずしも免許取消になるわけではなく、『運転に支障が出る発作が2年以上ない』と医師の診断書によって判断されれば免許取消にはなりません。しかし、だからと言って免許を取るときにてんかんを隠していたり、病状について嘘の申告をすると罰せられます。

 

免許取得と更新時には持病や病歴を隠さずに正しく申告しましょう!

 

 

 

4.免許取消はいつから?免許を再取得するには?

 

 

4-1.免許取消の欠格期間はいつから始まる?

 

 

取消処分書に書かれた日付から欠格期間が始まります。

 

交通違反をして免許取消になってもその日のうちに免許証がなくなってしまうわけではなく、取消処分の対象者には『取消処分書』が郵送されてきます。そして、その通知書に書かれた日付から欠格期間が始まります。

 

また、欠格期間については『意見の聴取』によってその期間が短縮されることもありますが、

 

・無免許運転
・酒気帯び運転
・酒酔い運転

 

などによって免許取消となった場合や、前歴が複数回あると欠格期間の短縮は難しくなります。

 

特定の違反では欠格期間が短縮されないので注意しましょう!

 

 

 

4-2.運転免許を再取得するには?

 

 

欠格期間が終わってもすぐに免許証が取れるわけではありません。

 

欠格期間がすぎてもすぐに教習所や免許センターで免許証を再取得できるわけではありません。なぜなら、公安委員会が行う『取消処分者講習』に行って終了証明書をもらわないと免許試験が受けられないからです。

 

そして、終了証明書の有効期限は発行から1年間で、欠格期間が終わっていれば終了証明書をもらった翌日から免許試験を受けられます。ただし、地域によっては取消処分者講習の予約がいっぱいになっているところもあります。

 

講習の予約がいっぱいの地域もあるので早めに予約をしておきましょう!